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長岡鍼灸院 (はり、きゅう、美顔鍼、整体)

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股関節がー!

 中年以降の女性で股関節が痛いという患者さんが多く、変形性股関節症ということで、初期は痛くて歩きづらい、次に立っているのも辛い、そしてひどくなると手術をするという人が多い。
突然痛くなって手術ということはないだろうから、そこに至るまでにずいぶんと痛みを我慢すると言う期間があるのだろう。
中年以降に多いので、膝関節症と同じように、
「加齢が原因ですね。」
と言われて、皆
「年を取れば関節もすり減って当たり前」
と納得するしかないわけだ。

しかし年をとれば皆が股関節や膝の関節症になるわけではないし、症状の軽重も違うわけだからやはり他の要因があると考えないと我々治療家の出る幕はなくなるのだ。

 で、ここ一ヶ月くらい考えて、色々調べたりもしていたのである。自分が痛くなった事が幸いにもなかったので、どういう痛みなのかどうなってるのか実感としてわからなかったので頭では理解してもなかなか確信がつかめなくて悩んでいたのだ。
 すると、なんと先週火曜日の朝、起きたら突然股関節が痛くなっていたのである。立つのも歩くのも辛い。ちょっとした姿勢の変化でも痛いから動作がのろくなって、何をするにも時間がかかる。
朝から仕事へ行かねばらないので、非常に辛かったが、なんとか電車に乗って勤務先の赤羽の整形外科まで行き、午前中のリハビリの仕事を終える。

自分が体験してみると、実にリアルにどこがどう痛いのかが観察できるし、解決法も色々試せるので都合がよい。
しかし毎日仕事や家事、踊りのワークショップもやらなくてはならないので、早く治さなくてはいけない。体調全般に影響し、体を動かすのがおっくうになり、気力も落ちる。

 こうなるともう、なんとかせねばと必死である。
 原因はすぐに分かった。簡単に言うと、腎臓が冷えたため腰が捩じれたのだ。
前週のワークショップで大汗をかいた後、着替えずにそのまま冷やしてしまったのだ。これは、これから暑い夏がやってくる前の良い教訓になった。

「汗をふかずにそのままにして冷房などで体を冷やしてはいけない」

 では、腰を暖めればよいだろうと、とにかく腰を暖めた。
腹巻きをして、カイロを貼る。腰だけでは今ひとつなので、腹にも貼って、サンドイッチ状態でひたすら暖めた。
さらに、ヨガの捻りのポーズを丁寧にやる。
一人操体をやり、左右のバランスをとる。
舞踏のワークショップでは、捩じれて詰まっている脊柱を引っ張り上げるために、第7胸椎あたりを引き上げつつ頭頂にも天界からの糸をつけ、腰、股関節、膝、足首の関節を緩めて網を遠方へと投げては引き寄せたりというイメージで踊ったりなどする。

このような努力を経て、腰の状態が良くなってきたら、股関節の痛みも軽減してきた。5日経った今は、普段は全く痛みを感じなくなり、歩くのも普通になった。

 今回は左の股関節痛だった。
以前から左の股関節の方が右より閉じていて、軽い捻れはあったのだ。左膝も以前公演のリハの時に痛めていて、腰が疲れてくると痛む事がある。右側は、座骨神経痛の軽いのがたまに出る。

 年齢に関係なく、こういった症状は腰のコンディションが悪いと、軽いか重いかの違いで表出してくる。
今回の体験によって、やはり腰の柔軟性を保つことの重要性を実感したのだった。
壊してからでは遅い。普段から冷やさないように気をつける事、疲れたらちょっとの時間でも休ませること等が大切だ。

 治療にも、壊してから来る人が多いが、予防の為にチェックに来るという考え方も必要だろう。







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